大切な愛犬・愛猫とは、1日でも長く一緒に過ごしたいですよね。 そして、できることなら、病気もなく健康的に長生きしてほしいですよね。 この記事では、ワンちゃんやネコちゃんが健康長寿を目指すためにすべき3つのことをお伝えしています。 いずれも、今日からできることですので、ぜひチェックしてみてくださいね!
ワンちゃん・ネコちゃんに長生きしてもらうためには?
ワンちゃんやネコちゃんが健康的に長生きするためには、以下でお伝えする3つの点に気をつけて生活を送ることが大切です。
食事の管理
健康的に長生きするためには、まずは食事の管理が重要です。
人でもそうですが、食べることが楽しみな人は、毎日楽しそうで健やかに過ごしていますよね。
ワンちゃんやネコちゃんの場合には、おいしく食べて、いいうんちをすることが大切です。
基本的には、年齢に合った食いつきのよい総合栄養食を主食とし、必要に応じて好きなものをトッピングしてあげるといいでしょう。
お魚やお肉を加えたり、煮汁をかけたり…食事にメリハリをつけることもおすすめです。
水分量が低下することで、特に男のワンちゃん・ネコちゃんは、『尿道閉塞』と言って尿道に石ができる病気になりやすいです。
緊急的な処置が必要な疾患であり、命にかかわることもあります。
その予防法の一つとして、水を飲む量を増やすことが大切です。
常に新鮮な水を用意する、いろいろな場所に配置する、ウォーターファアウンテンを用いる…など工夫をしてあげましょう。
簡単に飲水量アップができる方法として、ウェットフードを用いることがあります。
ウェットフードの水分量は60~80%ほどあり、嗜好性もよいため、手軽に水分摂取ができますよ。
病気で治療中の子の場合には、『療法食』と言って治療専用の食事を用いることがあります。
獣医師の処方となりますので、主治医の先生にご確認ください。
太っている子の場合には、何よりもまず痩せることが大切です。
食事の量を減らすことで対応しますが、食べ足りずにストレスが生じる子の場合には、ダイエット用の低カロリーの食事を用いてもいいでしょう。
運動の習慣
鳥の声や行きかう車の音、風を感じて、日の光を浴びる…外の刺激は、脳へよい影響を与えます。
基本的に、運動で痩せることはできませんが、筋力をつけて、足腰を丈夫にすることはできます。
痛みや疲労感がない場合には、積極的に外に出向くようにしましょう。
歩きに不安がある子の場合には、抱っこやバギーでのお散歩でも十分にリフレッシュができます。
ネコちゃんの場合には、キャットタワーやキャットウォークなどを用いて、家の中を十分に楽しめる環境づくりが大切です。
また、窓はネコちゃんにとってのテレビにあたるため、心地よく見られる空間を作ってあげましょう。
飼い主さんとのお家の中での遊びも大切です。
運動不足を感じる場合には、家の中での持ってこい遊びやかくれんぼ、追いかけっこといった遊びもおすすめです。
ネコちゃんの場合には、猫じゃらしを緩急つけて動かし、まるで獲物を捕まえるような遊びが運動となります。
いずれも飼い主さんとのコミュニケーションともなりますので、1日10~20分程度は行えるといいですね。
十分な睡眠
たくさん寝ることで、脳や体をしっかりと休ませることができます。
結果として、健康的に長生きすることにつながるでしょう。
特にネコちゃんの場合には、『寝子(ねこ)』というくらい1日の大半を寝て過ごしますので、睡眠環境を整えることは大切です。
十分な睡眠は、特に夜間にとることが大切です。
昼間に留守がちな場合には、昼寝時間が多くなってしまうかもしれませんが、帰宅後にある程度のお散歩と遊びを取り入れてあげましょう。
休日などで家にいる場合には、積極的に体を動かすよう、刺激を与えてあげるといいです。
また、季節に合った睡眠環境を用意してあげることも大切ですね。
環境省によると、夏季は28℃、冬季は20℃の室内温度を推奨しています(快適性を損なわない範囲で、省エネルギーを目指した温度)。
湿度は、40~60%程度を維持できるよう、加湿器や除湿器で上手に調整しましょう。
パグやフレンチブルドッグなどの短頭種においては、暑すぎる環境下では呼吸が荒くなり、最悪のケースでは死に至ることもあります。
温度や湿度は、愛犬・愛猫の様子で適宜調整してあげましょう。
自分で過ごしやすい空間を選べることも大切です。
冷暖房のついていない部屋を設けたり、危なくないようであればお風呂場や玄関などに移動できたりするにするといいですね。
同時に、ペットベッドやブランケットなどもあると安心ですね。
ネコちゃんの場合には、高い位置に隠れ家を用意してあげると、安心して睡眠をとることができるでしょう。
スキンシップやマッサージも大切!
スキンシップをとることで、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンやオキシトシンが放出され、ストレスが軽減する効果があります。
筋繊維や組織が伸ばされ、リンパと血液の循環が促進された結果、代謝促進にもつながります。
また、皮膚や被毛の状態、しこりや体型なども分かるため、病気を発見できる可能性もあります。
慣れればおなかの中の臓器を触ることもできるため、日頃からスキンシップを図るようにしましょう。
定期的に動物病院で健康診断を受けよう
病気は早期発見と早期治療が何よりも大切です。 そのためには、定期的に動物病院で健康チェックを受けるといいでしょう。 健康診断では、腎臓や肝臓の病気、心臓のトラブルや腫瘍などといった様々な病気が見つかる可能性があります。 『どこまで検査をするのか?』『どれくらいの頻度で行うのか?』は主治医の先生とご相談で決めるようになります。 高齢の子の場合には、血液検査や超音波検査など一通りの検査を行った方が安心ですが、なかなか動物病院へ一緒に行けないこともあるかもしれません。 そのようなときには、尿検査だけでも行うといいでしょう。 尿は自宅でも簡単に採取でき、腎臓のトラブルやおしっこ中の石、糖尿病などが分かる可能性があります。 それと同時に、普段気にかけていること、例えば「飲水量が増えてきた気がします…」「食事を残すようになりました…」などを獣医師に相談することができます。 前もって相談することで、なるべく短時間での検査を組んでくれる場合や、家でできることなども教えてくれるかもしれません。
【まとめ】ワンちゃんやネコちゃんに長生きしてもらうためには?
ワンちゃんやネコちゃんの寿命は延びてきています。
健康的に長生きしてもらうためには、食事の管理と適度な運動、十分な睡眠が大切です。
そして、定期的な健康診断を受けることで、病気の早期発見と早期治療につながります。
『大切な家族と1日でも長く過ごしたいな!』という飼い主さんは、今一度生活環境をチェックしてみてくださいね!